外食アワード2006
   安部吉野家ディー・アンド・シー社長ら受賞
 外食産業記者会は、創立25周年記念事業として2004年度に表彰制度を創設しましたが、第3回目の「外食アワード2006」では、新たに食材事業者を加え、合計4氏・1団体の受賞者を1月19日付で発表しました。
 また、2006年は外食から見てどんな年であったか、どんなことが話題になったのかを象徴する言葉として、選考委員会は参考までに5つの言葉を「2006年外食キーワード」として選びました。

安部 修仁 あべ しゅうじ
((株)吉野家ディー・アンド・シー代表取締役社長)

《表彰理由》
二度の米国産牛肉輸入停止という苦境に立たされながら、一貫して輸入再開まで牛丼は売らないという姿勢を貫き通し、「わが社の、わが味を守る」というスタンダードの重要性を改めて業界に知らしめた。このことは同時に同社の企業ブランドを高める結果ともなった。
   
大嶋 啓介 おおしま けいすけ
(NPO法人居酒屋甲子園理事長・てっぺん代表取締役)

《表彰理由》
“居酒屋日本一”を決めるイベント「居酒屋甲子園」を立ち上げ、成功に導く。第一回大会では全国236店舗が参加し、決勝大会での盛り上がりは話題を呼んだ。「共に学び、共に成長し、共に勝つ」をイベントの目的とする中で、全国各地の居酒屋(飲食店)の交流を活発にし、現場で働く人々の意欲と活力を与えることに貢献した。
   
久世 健吉 くぜ けんきち
((株)久世代表取締役社長)

《表彰理由》
業務用食材卸業の傍ら、食品製造子会社と一体になった安心・安全システム作りを進め、独創的な品質管理体制を構築。2006年夏から外食版「ファイネット・データベース」を活用し、顧客に自社取扱商品の的確な情報を提供するなど、外食産業界の中間流通に新風を注いだ。
   
村上 勝照 むらかみ かつてる
((株)インフォマート代表取締役)

《表彰理由》
インターネットを使った企業間電子取引システムを外食・小売分野で展開する「フーズインフォマート」を1998年に立ち上げ、事業化に成功。電話やFAXでの注文が当たり前だった外食分野の食材・資材流通に新しい仕組みを取り入れ、業界の近代化に貢献した。
   


石川県産食材ブランド化アドバイザー会議
(松下 良会長=加賀野菜保存懇話会会長、・松下種苗店会長)


《表彰理由》
生産者、流通業者、飲食業者と連携し、生産体制を整備すると共に、石川県産独自の食材の知名度アップと販路拡大に貢献した。コンビニエンスストアで使われるようになった「源助だいこん」やテレビCMに登場した「加賀太きゅうり」など、全国的な知名度のある食材を生み出し、飲食業界でブームになりつつある地方食材人気の先駆けともなった。

※受賞者の肩書きなどは発表時のものです。
 
2006年外食キーワード
居酒屋甲子園 もつ鍋 飲酒運転 食育 MBO
 
 
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