外食アワード2011               
 外食産業記者会の創立25周年記念事業として制定した表彰制度は、 今般第8回目になります。輪番の選考委員会は、このたび 「外食アワード2011」の選考作業を終え、表彰対象者(受賞者)として 分野別に合計6氏を決め、ここに発表します。
 また、2011年は外食から見てどんな年であったか、どんなことが 話題になったのかを象徴する言葉として、選考委員会は6つの 「2011年外食キーワード」を選びました。

【外食事業者部門】
   
豊崎 賢一 とよさき けんいち
(株式会社あきんどスシロー 代表取締役社長)

《表彰理由》

顧客第一主義をモットーに、回転寿司チャネルとして100円均一の導入、セントラルキッチンの廃止、単品管理の実現、原価率を上げての顧客満足などに積極的に取り組み、経済産業省の顧客満足度調査で飲食業界1位(2010年、2011年の2年連続)に選ばれた。また、売上998億円(2011年度9月期)、327店舗(同年12月末現在)を達成。回転寿司チェーンで売上1位となる。キャッチコピーにある「うまい寿しを、腹一杯」を目指し、更なるチャレンジを続ける。

   
伊藤 彰 いとう  あきら
(日本サブウェイ株式会社 代表取締役)

《表彰理由》

米国発のサンドイッチチェーン(世界3万4000店)として、日本では324店(2011年12月末現在)を展開。氏が社長に就任した2003年当時、最大150店あった店数を93店に縮小した。その後、店舗モデルの見直し、厨房改革、日本オリジナル商品の開発などで「野菜のサブウェイ」というブランドを確立しV字回復を実現。2011年は過去最高の92店を出店し、さらに最高益を達成した。

   
安生 浩 あんじょう ひろし
(有限会社リヨンブルーアンテルナショナル 代表取締役)

《表彰理由》

おいしいワインをもっと気軽に楽しんでもらいたい——。そんな思いで2005年に開業した「テーブルワイン ポンデュガール」がわずか9坪で月商500万円以上の繁盛店に。銀座の裏通りにドミナント式に出店し、フルボトルで3000円前後の“がぶ飲みワイン”と、コストパフォーマンスの高い料理で集客するスタイルを確立。ワイン酒場ブームの先駆け的な存在として業界に大きな影響を与えた。

   
前川 弘美 まえかわ ひろみ
(長岡商事株式会社 取締役)

《表彰理由》

2011年5月10日・11日に、商店街の飲食店を食べ歩き、飲み歩きするイベント「第1回食べないと飲まナイト」を自身の店「下町バルながおか屋」が出店する上野・湯島地区で企画。初回にして1500人を集客し、街を挙げてリピーターを呼び込む試みとして、広島、東京・神楽坂はじめ多くの商店街に波及した。

   
【中間流通・外食支援事業者部門】
   
佐藤 順一 さとう じゅんいち
(株式会社カクヤス 代表取締役社長)

《表彰理由》

ユーザー(料飲店)の利便性とニーズに徹底して応える仕組みをつくりあげることによって、業務用卸のシェアを拡大。現在、都内を中心に252店舗。受注から配達まで2時間以内に、ビール1本でも無料で届け、1日1万数千件の注文に応えることのできる“現代版御用聞き”のサービス網を構築した。1993年の社長就任以来、増収を続けている(2010年度売上794億円)。

 
田代 康憲 たしろ やすのり
(レオン自動機株式会社 代表取締役社長)

《表彰理由》

開発・製造・販売を手掛ける食品機械メーカー。創業者で名誉会長の林虎彦氏が開発した包あん機は幅広い食品製造に活用され、累計3万台を販売してトップシェアを持つ。外食企業のセントラルキッチンや冷食メーカーの工場への導入が広がり、包あん技術を活かしたメニューの開発・製造に利用される。焼き小籠包、チーズ入りハンバーグなどのヒットメニューの製造に活用され、商品開発への貢献が大きい。

 
【食材事業者】
 
※該当者なし



2012年2月17日(金)アワード表彰式で集まった受賞者のみなさま
日本プレスセンター内レストラン「アラスカ」にて




表彰授与式後に行われたミニインタビュー
「困難への挑戦」をテーマにお応えいただきました。
 
 
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